細菌性食中毒の主な原因金の一つが、ウェルシュ菌である。
夏は気温や湿度が高いため、細菌が繁殖するには適した環境であり、そのことから十分に加熱調理することで食中毒の防止を図られている方は多いかと思います。
しかし、ウェルシュ菌は芽胞を作られることから通常加熱調理でも死滅できないことがあります。
そのため、食中毒への防止対策は加熱調理以外の方法を用いることが必要となってきます。

※出典:平成30年食中毒発生状況(概要版)及び主な食中毒事案
菌の特徴
芽胞とは?
生存に適さない環境になると「耐久性の高い特殊な硬い殻」を作って休眠して生きながらえることが可能な菌があります。
芽胞は煮沸や冷凍処理、乾燥やアルコール消毒などの過酷な条件下でも完全には死滅することができず、例えば180度で30分間以上の加熱などという通常の細菌の場合よりも厳しい滅菌条件が必要です。
芽胞の状態で菌が増殖することはありませんが、増殖に適した環境になると発芽して菌体に戻り、再び活発になります。
特徴
人や動物の腸管や土壌、下水に広く生息する。
酸素のないところで増殖し、食物と共に腸管に達したウェルシュ菌は毒素を作り、この毒素が食中毒を起こす。
1事例あたりの患者数が多く、しばしば大規模発生がある。
症状
潜伏期間は6〜18時間。
主症状は下痢・腹痛であり、嘔吐や発熱は稀である。
原因
多種多様の煮込み料理(カレー、煮魚、麺のつけ汁、野菜煮付け等)
対策
清潔な調理を心がけ、調理後、速やかに食べる。
加熱調理後の冷却は速やかに行う。
食品を再加熱する場合は、十分に加熱して繁殖している菌を殺菌し、早めに摂食する。
(ただし、加熱しても芽胞は死滅しないことがあるため、加熱を過信しない)
※出典:ウェルシュ菌による食中毒について
エクロ水による二次汚染予防
調理器具の除菌
調理使用後の器具を、食器用洗剤で十分に洗います。
その後、エクロ水をかけて除菌することで、除菌が可能です。
調理使用前に器具に噴射して除菌することで、一層の予防が可能です。
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